36計逃げるに如かず。
そしたら他の35計はなんじゃら?ということで。


中国に2回行ったことがあるのですが、中国語はわからないけど本屋にどんな本が置いてあるのか一回見に行ったことがあって、そうしたら小中学生の教科書のコーナーに兵法の本がおいてありました。子供向けなのか孫子や36計など有名な兵法書がかわいい絵入りで説明してました。
???  !!!
中国は学校で兵法の授業がある!?
残念ながら中国人の友達がいないのでその真相はわかりませんが、確実に子供向けの兵法書がありました。そして心なしか小中学生くらいの教科書は歴史や文学の本がわりと多く占めていた感じがしました。
最近兵法書をよく読みます。
きっかけは多分歴史マンガ横山光輝の三国志、項羽と劉邦、史記等とビジネス関連書籍、成功哲学、帝王学などが僕の頭の中でリンクしたのでしょう。
兵法を活用した外交政策は近年でさえ例をあげるときりがありませんが、ブログなんて団塊の世代の方が読むわけもないのに、若い人にとってはつまらない例えをあげると旧ソビエトの外交政策です。
兵法36計の23計に「遠交近攻~えんこうきんこう」というのがあります。 由来を話すと古く、中国は秦の始皇帝の2代前、つまり始皇帝のおじいちゃんの軍師だった人が唱えた外交論で、書いて字の如く遠くの国と仲良くして両面から近国を攻めるというものです。
なぜ遠い国と仲良くするのか?お隣さんと仲良く一緒に遠くを攻めればえーやん、と僕は最初思ったのですが、よくよく考えてみると近国とは絶対につねに何らかの歴史上の遺恨が残っている。
 今の日本の例で言うと靖国参拝問題、竹島の領土問題、教科書問題、731部隊による南京大虐殺、拉致問題等々、島国の日本でさえこれだけ近国との問題があるのです。
遠交近攻。なるほど奥が深いです。
 
続きで旧ソビエトで言うとアメリカを意識してのキューバとの関係。中国を挟んでのベトナムとの関係。
 旧ソ連は第2次大戦のときなどは36計の第3計「借刀殺人」を用いて、当時、植民地に熱を入れていた日本に南下政策を進めておいて、後ろは安全と思わせておいて、結局日本はアメリカや欧米諸国にとって目障りになり、しかも世界恐慌のアフターケアの矛先にされて太平洋戦争に巻き込まれる羽目に陥ってボロ負けです。
その間ソ連はドイツと独ソ不可侵条約を結んだくせに、途中から連合軍ともつるんでドイツが負けたらドイツとヨーロッパの東側はソ連がもらう条件で話しを進めていたのです。
しかもあのスパイゾルゲを日本に送りこみ、日本はソ連に兵を向けるのかを徹底的に調べさせていました。
崩壊して当然の国でしたが兵法をフル活用したモデルパターンでした。 
笑える極めつけが当時世界中がその脅威におびえていたソ連の兵器や戦艦は木で作っただけのものも多くあって、当時の技術のアメリカの衛星からみると大量の兵器施設がそこにあるように見えたというのです。
孫子の兵法に「兵は詭道(きどう)なり」や「利して之を誘い、乱してこれをとり、実(じつ)にして之に備え 、強にして之を避け」や「虚実編」などがあるのですが、はったりのうまさで言ったらソ連はかなりのレベルの兵法国家でした。
崩壊後はその兵法の切れもいまいちで、チェチェンも平定不可能で他の各地でも内乱が勃発していて1世紀をかけて世界規模で実験した社会主義という思想はその崩壊後も1世紀近く引きずりそうな勢いです。兵法では弱いところははったりで強く見せて敵に攻め込まれないようにする、という部分を結構大事な考え方の一つとしていますが、それがうまくいくとあそこまで大きく見えるものなのです。
2つの超大国? 笑わせてくれるお話しです。
 先に紹介した冒険投資化ジム・ロジャース氏も「歴史上ロシアで成功を収めたものはいない」「ロシアは歴史に何も残していない、生み出していない」とボロクソに言っていましたが、たしかにロシアが生み出したものなんてコサックダンスとテトリス・・・原発で世界中に放射能を撒き散らしたくらいのものでしょうか。
でも宇宙船開発はすごいですよねー。
ロシアの話しが長くなりましたが、兵法は現代でもなお外交政策はもちろん企業間の駆け引き等にも有効活用できます。もちろん暴力団の方にとってもこんなに役立つものはないかもしれません。
兵法三十六計―現実に立脚せよ‐勝ち残りの戦略戦術
ちなみに僕は36計と孫子くらいしか頭に入ってないのですが、それだけでも結構使えます。ちょっとびっくりです。戦略、あからさまな敵、組織内部の権力闘争などに最適です。