「風林火山」や「敵を知り己を知れば百戦危うからず 敵を知らず己を知れば一勝一敗す・・・」などで有名な孫子の兵法。


聞いたことがある人は多いと思いますがやはり読んだことがある人は以外にも少ないのでしょうか。
あまり周りの人には言いませんが、僕は仕事上のトラブルなどで窮地に追い込まれたときなど家にこもって取り付かれたように何度も何度も読み返してきました。
こう聞くといかれた奴なのか、と思うかも知れませんが決してそんなことはないです。いや、ないと思います。 
日本人は世界的に見て有数の無宗教な民族です。僕も家族も当然宗教に入っていなかったので、子供の頃から近所でお経を唱えている家などがあるとみんなで「あそこのうちは変わってるよねー」なんて話したりしていました。わりと日本人にとって宗教ってそんなものかもしれません。
 しかし、景気が悪くなったり世の中が豊かになりすぎて虚無感に覆われたとき、また不安定になっても人は心のどこかにそのより所として宗教ではないにしても何かにすがりたくなるのでしょう。 近年の日本では占いブームや新興宗教の台頭などがその顕著な例なのかもしません。
 さらに最近漠然と思うに、女性のほうが男性と比べてはるかに占い等に興味があるのはやはり何千年ものあいだ、女性はその運命を男性に依存する傾向が強かったことにも関係があるのかな、なんて思ったりします。
宗教の話が長くなってしまいましたが、孫子の兵法は皆さんがご存知の中国三国志時代よりさらに500年以上も前の春秋戦国時代の呉の国に仕えていた孫武によって書き綴られたとされていて、(今のところ)13編からなる兵法書です。(孫の孫賓説もあります。)
 兵法書には
孫子・呉子
六韜・三略
などから近年のクラウゼッツや経営学にも応用されている有名なランチェスターなどマイナーな物も含めると、兵法書と呼ばれるものは何百とあるらしいです。でもやはり世界的に有名なのは孫子で、そのファンは歴史上数知れず、ナポレオン、武田信玄、毛沢東の後半の巻き返し、近年では湾岸戦争などその活用による華々しい例は枚挙に暇がありません。
 兵法書といっても孫子のすごいところは他の兵法書が戦闘行為が始まっていることを前提に書かれているものが多いのに対して、まずその戦争を始める前に本当にやるべきなのか?勝算はあるのか?それ以前に国民はその戦争を支持してるのか?戦争はとにかく莫大な金がかかるがそれでも本当にやる?といったように戦争を始めるのか、それ以前の政治的、経済的な部分にまで触れていることが数千年も語り継がれてきた理由の一つなのでしょう。
 アメリカも国民の無気力化の引き金となったベトナム戦争で反省し湾岸戦争では孫子の戦略を見直し快勝といったように一時的にうまくやることができました。
 独裁者フセイン、大量破壊兵器、テロリズムに屈しないなどの国民にもわかりやすいキーワードで国民をコントロールすることがいかに大事かを学んだアメリカなのでした。最近では手口がパターン化しすぎて国民の誰もブッシュの言うことを信じてはいませんが・・・。
 近年では企業戦略などにも応用されてその応用にはきりがないですが、本文(戦闘行為に関する単語や名詞)にとらわれてしまうと応用が利かなくなるので、考え方を学ぶようにするのがコツかもしれません。

ちなみに「孫子の兵法」なる本はたくさん出ているので、引用などを立ち読みして好みに合わせて買ったほうがいいかも知れません。
あー兵法書なんてみんな読まないか・・・
うう・・・誰かと兵法について語りたい