完全歩合と資本主義。この二つは何か根本を考えるときに似ている気がする。
大学のときに結構キツキツにバイトをしていたことがある。そこの社長に心底惚れてしまって毎日一緒にいたかったからがんばっていた。ちなみに僕はゲイではありません。
でもまだ若かった僕はこんなに会社のために利益を上げているのに給料はなんでこれっぽっちなの?と思い始めていた。


ある日、意を決して「僕はこれだけ売り上げているので少し給料を上げてください」と頼んだ。その後6年ほどたって色々と世の中を知った今でもそのときの僕の働きに対する給料は相場の3分の2くらいだったと思う。
でも社長の応えは「NO」だった。若かった僕は「なんで社長よりも働いている時間も内容も多いのに社長のほうが儲かってるんだよ」と少しばかり憎悪まじりに、でも何か見えない大きな壁にぶち当たっていた自分にも気づいていた。
今にして思えば資本主義だから当然。社長にしてみれば使える奴なのかよくわからないバイトを何人も雇うというリスクを負い、その結果僕がたまたま時給のわりにはよく働くだけだったのだ。
僕にしてみれば安くこき使われていると思っていて、社長にしてみればやっと長続きしてくれるバイトが入ったということなのだ。僕が使えない奴だったとしても最低これだけは給料を出すという資本主義の資本側の人だったからそのときの僕の要求は「NO」だったのも年をとった今わかってきた。(それでもやっぱりあれは安すぎで僕がやめるときに、10万円給料を増やすからやめないでくれと懇願された。しかも麻布の寮がただの条件付きで。)
もちろん資本主義だからといって労働者に搾取されていると思われるほどなのはやりすぎで、そのバランスが大事だということなのか。
僕はその頃から一度も固定給がでる仕事をしたことがない。固定給はいらないからやったらやった分くれというのが性にあってる。
とはいえつらいときは死ぬほどつらいときもあって、あまりにも全てがどん底だった2年半前に一社だけ就職活動をしたこともある。誰でも入れると聞いていたから先物取引の会社に行ってみた。
「経験はない?大丈夫だよ。来週から寮に入れる?それなら即決だよ!!」
さすがにやめてみた。
結局完全歩合の仕事で食いつないで会社を作った。それはそれで今も大変だけど色々と勉強になる。
時代の波に乗った商材でなければなかなか売れないし、インセンティブも安い。必要に迫られて自然と時代の流れを見る目がつく。生きるために。
もっと才能がある人はドカンと儲けられるのだろうけど、まだまだうちは大変だ。
でもいつか絶対・・・
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