歴史に名を残した中国人オールスターズの人生模様を描いてる十八史略の人物列伝守屋洋さんバージョンを読んでみた。


春秋、戦国時代~秦、漢~三国時代~魏・晋~隋、唐~宋、元~明、清時代までの歴史に名を残したメジャーな選手の生き様死に様を一挙公開です。
ここに載っている人物はどれもこれも有名人かつ賢人で全部役にたった。
でも恐ろしいのが歴史に名を残してもその人の人生の末路自体は必ずしも幸福であったことがそんなにも多くないという点かな。
孫子の兵法を書いたとされる孫子の孫にあたる孫ぴんと善戦をした呉起、始皇帝の側近だった李斯、漢の高祖劉邦の国士無双韓信、史記を描いた司馬遷、三国志で有名な劉備ファミリーの関羽と張飛いずれもその名前のわりに死に様は名誉の戦死とはいいづらくて、内部の権力闘争による憤死も多いのがポイントです。
「主震わしたるもの功賞されず」なんて言葉もあるしがんばって手柄を立てても君主に妬まれ疑心暗鬼になられても誅殺、周りに妬まれても失脚か粛清、部下の扱いがままならなくても関羽や張飛のような末路。清く生きていても奸臣に弱みを握られてずるずると一緒に悪さをさせられるようになってもボツ。
結構みんな大変だ。
劉邦のところの張良みたいにさんざん手柄を立てておいて「褒賞はこれだけでOKです。それじゃ引退します」という感じでパッと抜けるのが良策の部類のようにも思えるし。
それにしても横山光輝さんのシリーズとこの守屋さんの役者の台詞が多くかぶっていた。
資本提携ならぬ知識提携でもしていたのかな。
ちなみに孫子の兵法などの古文を読んでいて本ごとにいいまわしが違うのは著作権の関係です。
本の著作権は今のところ作者又はその作品の印税などをもらえる権利を持つものが死亡してから50年以上たってからはその著書は世界共通の遺産という概念があり、こういった古文の場合は原本から自分なりの言葉で解読し興せばOK。人のをそっくりまねしたらダメということです。
ちなみに上の太字部分は国などによって5年くらいずれていたり細かな決まりもあるので注意です。